誘拐事件解決するの巻

豆店長

2010年10月22日 15:32

ついに夢丸1号は人質が捕らわれている家に入ろうとしていた・・・



誘拐犯「よし。入っていいぞ。」
夢丸1号「合言葉なんてないのか?」




誘拐犯「そんなのない。めんどう臭い。」

夢丸1号「面と胴が臭いだと!剣道を馬鹿にするなぁぁ!!!!」




誘拐犯「馬鹿にしてない。いいから早く入れ」

夢丸1号「ふふ(笑)そう急がせるな。本橋先生。」




誘拐犯「なっ!!どうして俺の名を。」

夢丸1号「あなたが進一君の家庭教師、本橋先生なのはわかっていました。」




誘拐犯「では、この誘拐事件が・・・」

夢丸1号「狂犬だということもお見通しなんですよ。」




誘拐犯「狂犬・・・・それって狂言の間違いでは?」

夢丸1号「地方によってはそうも言います・・・」




誘拐犯「どこでわかったんですか?」

夢丸1号「お箸とお茶碗の辺りからでしょうか。」




誘拐犯「そうですか・・・中へお入り下さい。」

夢丸1号「それでは失礼します。」




誘拐犯「進一君。出てきていいよ。」

進一君「え?バレちゃったの?」




誘拐犯「この人はすべてお見通しらしい・・・」

夢丸1号「進一君、どうして君と先生がこのような事件を?」




進一君「お父さんはいつも仕事仕事とか言って僕にかまってくれないから・・・」

夢丸1号「それでお父さんを困らせようとしたのか。」




進一君「あ、あの・・・お父さん、僕のこと心配してた?」

夢丸1号「当たり前じゃないか! 心配してるからこそ女装までして二の丸広場に来たんだぞ」




進一君「本当?」

夢丸1号「あぁ、気持ち悪かったけどな」




進一君「お父さん、怒るかな?」

夢丸1号「怒るだろうね。だって自分の子供だから」




進一君「わ~~~ん、おとうさ~~~ん(泣)」

夢丸1号「これにて一県ちゃくちゃくだな。」




誘拐犯「一件落着でしょ?日本語がめちゃくちゃだ。」

夢丸1号「あなたも家に帰りなさい。後のことは私に任せて。」




誘拐犯「いいんですか? 罪に問われませんか?」

夢丸1号「私が普通の刑事ならね。でもあいにく私はロボットですから・・・」




誘拐犯「ありがとうございます。」

進一君「おじさん、 ありがとう。」




夢丸1号「よし、それじゃ、お父さんのところへ帰ろうか。」

進一君「うん。」




夢丸1号「あ、その前に買ってきたダブルマックバーガーセットの代金払ってくれ」

進一君「え~~~っ、ポテトしなしなだよ~~~。」




こうして誘拐事件は解決した。

そしてまた新たな依頼がお助けロボット夢丸1号を待っているのだった。




続く



次回は、高層ビルから飛び降りようとする男を助けるために、
夢丸1号が大活躍する物語です。


どうぞお楽しみに。


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