誘拐事件解決するの巻
ついに夢丸1号は人質が捕らわれている家に入ろうとしていた・・・
誘拐犯「よし。入っていいぞ。」
夢丸1号「合言葉なんてないのか?」
誘拐犯「そんなのない。めんどう臭い。」
夢丸1号「面と胴が臭いだと!剣道を馬鹿にするなぁぁ!!!!」
誘拐犯「馬鹿にしてない。いいから早く入れ」
夢丸1号「ふふ(笑)そう急がせるな。本橋先生。」
誘拐犯「なっ!!どうして俺の名を。」
夢丸1号「あなたが進一君の家庭教師、本橋先生なのはわかっていました。」
誘拐犯「では、この誘拐事件が・・・」
夢丸1号「狂犬だということもお見通しなんですよ。」
誘拐犯「狂犬・・・・それって狂言の間違いでは?」
夢丸1号「地方によってはそうも言います・・・」
誘拐犯「どこでわかったんですか?」
夢丸1号「お箸とお茶碗の辺りからでしょうか。」
誘拐犯「そうですか・・・中へお入り下さい。」
夢丸1号「それでは失礼します。」
誘拐犯「進一君。出てきていいよ。」
進一君「え?バレちゃったの?」
誘拐犯「この人はすべてお見通しらしい・・・」
夢丸1号「進一君、どうして君と先生がこのような事件を?」
進一君「お父さんはいつも仕事仕事とか言って僕にかまってくれないから・・・」
夢丸1号「それでお父さんを困らせようとしたのか。」
進一君「あ、あの・・・お父さん、僕のこと心配してた?」
夢丸1号「当たり前じゃないか! 心配してるからこそ女装までして二の丸広場に来たんだぞ」
進一君「本当?」
夢丸1号「あぁ、気持ち悪かったけどな」
進一君「お父さん、怒るかな?」
夢丸1号「怒るだろうね。だって自分の子供だから」
進一君「わ~~~ん、おとうさ~~~ん(泣)」
夢丸1号「これにて一県ちゃくちゃくだな。」
誘拐犯「一件落着でしょ?日本語がめちゃくちゃだ。」
夢丸1号「あなたも家に帰りなさい。後のことは私に任せて。」
誘拐犯「いいんですか? 罪に問われませんか?」
夢丸1号「私が普通の刑事ならね。でもあいにく私はロボットですから・・・」
誘拐犯「ありがとうございます。」
進一君「おじさん、 ありがとう。」
夢丸1号「よし、それじゃ、お父さんのところへ帰ろうか。」
進一君「うん。」
夢丸1号「あ、その前に買ってきたダブルマックバーガーセットの代金払ってくれ」
進一君「え~~~っ、ポテトしなしなだよ~~~。」
こうして誘拐事件は解決した。
そしてまた新たな依頼がお助けロボット夢丸1号を待っているのだった。
続く
次回は、高層ビルから飛び降りようとする男を助けるために、
夢丸1号が大活躍する物語です。
どうぞお楽しみに。
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